楽天カードと楽天ゴールドカード 損益分岐点

楽天経済圏でポイントをお得に獲得していくためには、SPU(スーパーポイントアップ)プログラムの活用が不可欠です。

 

獲得できるポイントは、楽天カードを所有するとプラス2%、楽天ゴールドカードを所有するとプラス4%になります。

 

考えなければならないのは、楽天カードは無料で、楽天ゴールドカードは有料という点です。

f:id:ta-ix:20191004104656j:plain

楽天ゴールドカードの特徴

楽天カードと比べて異なる点は以下の通りです。

 

f:id:ta-ix:20191004105212j:plain

年会費2200円(税込)

獲得ポイントが楽天カードよりも2%多い(楽天市場で)

●国内空港ラウンジが年間2回まで無料

楽天ETCカードが無料で持てる(通常年会費550円)

 

このように楽天カードにはない特典がついていますが、重要なのは上の2つです。

 

損益分岐点を考えてみる

楽天ゴールドカードで得をするには、楽天カードで獲得できるポイントよりも、年会費分に相当する2200ポイント以上多く獲得する必要があります。

 

いったいいくら楽天市場で買い物すれば得をするのでしょうか?

 

単純計算すると、答えは月に9200円以上です。

 

9200円×12ヶ月=110400円(年間買物額)

 

この場合の年間の獲得ポイントは下記のようになります。

 

楽天カード(通常ポイント1%、楽天カード2%の計3%)

獲得ポイント=110400円×0.03=3312ポイント

 

楽天ゴールドカード(通常ポイント1%、楽天ゴールドカード4%の計5%)

獲得ポイント=110400円×0.05=5520ポイント

 

ポイント差=5520-3312=2208ポイント

 

よって月に9200円以上の買い物を楽天市場でするのであれば、楽天ゴールドカードの方がポイントで得をすると言えます。

 

現実的な損益分岐点

実際は100円以下の単位はポイント対象とならずに切り捨てとなりますので、現実的なボーダーラインは月1万円に設定した方が現実的です。

 

更に、ETCカードで高速道路をよく利用する人の場合はメリットがあります。

 

楽天ETCカードを使って高速を使うと、その通行料でも楽天ポイントが貯まります。

 

よって楽天経済圏において高速道路をよく使う人にとっては、楽天ETCカードは必須と言えます。

 

楽天ETCカードは通常は年会費550円がかかりますが、楽天ゴールドカード所有者はこれが無料になります。

 

注意事項

気を付けるべきことは、楽天ゴールドカードによるポイントアップは楽天市場での買い物のみ有効という点です。

 

楽天市場以外の買い物での還元率は1%のみになります。

 

意外と勘違いしやすい点なので重要です。

 

自身の楽天市場の利用アベレージを良く考えて、楽天カードにするか、楽天ゴールドカードにするか検討が必要です。

 

また、ポイント目的での無駄な買い物も注意です。

 

「ポイントが多くもらえるしー」という考えで物を買ってしまうと九分九厘、後悔します。

 

これは「得」でも何でもありません。

 

あくまで必要な物を買ってポイントをもらう、というのが「得」です。

 

楽天経済圏移住者はゴールドが断然おすすめ

楽天経済圏に完全に取り込まれることを目指すのであれば、普段必要な日用品や食料も、できる限り楽天市場で買うべきです。

 

そうすれば月1万円は軽く突破します。

 

また、楽天経済圏に取り込まれるほど、楽天ポイントを使える機会は増えます。

 

そうすれば、楽天ポイントはほぼ現金と変わらない価値になっていきます。

 

買い物でお得にポイントを貯めて、貯めたポイントは楽天モバイルで月々の携帯料金に充てたり、楽天証券でポイント投資に回したり、多様な使い方ができます。

 

楽天経済圏に移住するなら楽天ゴールドカードはほぼ必須アイテムと言えるでしょう。